こころ 先生 死因

こころ 先生 死因


最初は失恋のせいだと考えましたが、やがてたった一人になって寂しくなったから自殺したのではないかと疑います。それでも静と幸せに暮らしてきましたが、ある出来事が先生の気持ちを変えます。先生はいつまで経ってもKのことを忘れられず、静と顔を合わせると、いつでもKに脅かされます。明治天皇の崩御、乃木大将の殉死なども含め、時代の終わりを描いた作品です。こういった理由から先生はたまに静を遠ざけ、理由を知らない静は自分の何がいけないのかと苦しみます。大正という新しい時代を迎えるにあたって、漱石は明治に生きた先生を『明治の精神』に殉死させました。高校の教科書にも登場するので知っている人も多い一方で、読んだことのない人も一定数いるのではないでしょうか。先生はKを出し抜くことに成功しますが、今更になって良心が痛み、このことをKに伝えられずにいました。帰省中、明治天皇が病気になり、亡くなったと日本中に知れ渡ります。結局、奥さんからKに伝えられ、Kはおめでとうございますと言ってくれます。派手な内容ではありませんが、その分、人間の深い所にある様々な感情が描かれ、明治や大正といった時代の移り変わりを感じることができます。妬みなどの個人的の感情はいつの間にか人間の罪に変わり、最後には明治という時代を語るまでスケールの大きな話になっていました。父親は元気そうにしていましたが、次第に衰え、私は東京へ戻る日にちを遅らせます。冬になり、私の父親の病気の経過が思わしくないと母親から手紙が届きます。この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。先生の宛ての手紙が残さていましたが、先生への恨み言などはなく、将来に望みがないから死ぬのだとだけ書かれていました。奥さんとお嬢さんは先生によくしてくれ、疑い深かった先生の心をほぐしていきます。最後に先生は、手紙に書かれたことは秘密だとして、私の腹の中にしまっておいてほしいと手紙を結ぶのでした。一方で、先生は時折、何かに苦しむ姿を見せますが、私にはその理由が分かりませんでした。親族の誰もが父親の様態を気にする中、先生からとてつもなく長い手紙が届きます。先生は東京で家を探しますが、その中で下宿の話を持ちかけられます。すると、先生は今まで何とも思っていなかったお嬢さんを愛するようになり、Kに対抗心を抱きます。先生は世の中と距離を置いていますが、私に教訓のようなことをいくつも教えてくれ、私にとってまさしく先生と呼ぶにふさわしい人物でした。この小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、罪の意識にさいなまれつつ、まるで生命をひきずるようにして生きている。と、そこへ明治天皇が亡くなり、後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった。「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ…。そこには、この手紙が私に届く頃には先生はもうこの世にいないこと、そして先生の過去が綴られていました。それに対して、先生は自分も同じ気持ちであることを伝えることができませんでした。私は先生のことが気になり、何度か会った時に自分から声を掛けます。私は先生の過去について追及しますが、適当な時期が来ないと話せないと先生ははぐらかすのでした。ここからは先生の手紙に書かれた、先生の過去について言及します。それがきっかけで私と先生は懇意になり、そこから二人の交流が生まれました。そこで先生は、Kの話を伝えずに奥さんにお嬢さんを妻としてくださいと直談判します。結婚後、先生は静の提案で一緒にKの墓参りに行きますが、Kの命と引き換えに静を得たも同然の先生にとって、これほど辛いことはありません。相手はある軍人の遺族で、奥さんとお嬢さんとの三人生活が始まりました。これ以来、先生は二度と静と一緒にKの墓参りをすることはありませんでした。私は冬休み前に帰省しますが、父親は思ったよりもずっと元気そうで、一安心します。帰省することにしていたため、九月に再会することを約束し、先生夫婦と別れるのでした。その後、先生たちはKの自殺した夜のことを思い出さないように引っ越し、先生とお嬢さん、つまり今の妻である静は今の家に移り住みます。先生は私の父親の病気の話が出て以降、財産について父親が元気なうちに始末をつけるよう度々口にします。私は暑中休暇を利用して友人と海水浴のために鎌倉を訪れますが、友人はすぐに急用で帰ってしまい、一人でどうしたものかと考えます。学校までまだ日にちがあるため一人鎌倉に残ると、ある日、掛茶屋で先生と出会います。両親の財産について調べますが、そこで叔父が財産を誤魔化していたことが判明します。それから人間の悪意についても言葉が止まらず、いつもの先生とは様子が違っていました。しかし、お嬢さんの名前だけがそこにはなく、Kがあえて回避したことは明白です。するとそれ以来、叔父をはじめ親族の態度が妙になり、先生ははじめてこのままではいけないことに気が付きます。しばらくして、Kとお嬢さんが時々二人きりになることが増え、先生は内心、穏やかではありません。先生は学生時代に両親を二人とも腸チフスで亡くし、母親の言いつけ通り、叔父を頼ります。自分のように、Kも奥さんやお嬢さんの気持ちに触れ、快活になることを先生は期待しました。先生はあらゆる人たちからKの自殺した理由についてたずねられますが、答えることができませんでした。お嬢さんのささいな仕草や言葉に一喜一憂しますが、ある日、Kからお嬢さんへの恋心を打ち明けられます。一か月後、乃木大将が亡くなり、先生はついに自殺を決意したのでした。私は母親と兄に手紙を残すと、急いで東京行きの汽車に乗り込むのでした。先生は妻の静と下女と一緒に暮らしていましたが、友達がいる様子もなく、私が懇意になったと思ってもどこか距離を感じる接し方をしてきます。しかし幸いなことに、Kは先生以外にこのことを打ち明けてはいません。やがて先生は、人間の罪という大きなものに囚われ、そのせいで毎月にKの墓参りをしたり静に優しくするようにしていました。夏目漱石の中でも特に有名な作品で、太宰治の『人間失格』と『日本で一番売れた本』を争っている作品でもあります。先生は後になって、Kの自殺した理由を振り返ることがありました。先生はそれ以来、叔父に限らず人を疑うようになり、故郷に帰らないことを決めるのでした。先生は明治に影響を最も強く受けた世代で、天皇死去後も生き残るのは時代遅れだと感じるようになりました。学校の授業で一度学んだという方も、実際の作品を読むことで感じることはきっと違うと思うので、ぜひもう一度読んでみてください。先生もそれに気が付き、何度も静に打ち明けようと思い、しかし出来ませんでした。従妹との縁談を持ち掛けたのも、遺産問題を有利に進めるためです。内容としては、語り手である『私』が『先生』と出会い、交流、そして先生の過去が描かれています。はじめに、私と先生の出会いが語られますが、先生の名前は明かされません。叔父の援助で先生は東京に出て高校に通い、この頃はそんな叔父を信じ、感謝していました。私は後をついていきますが、先生は友人のお墓だとして、詳しいことは教えてくれません。ところが二日後、Kはナイフで頸動脈を切って自殺してしまいました。そして、私は大学を卒業しますが、まだ何をするのか考えていませんでした。 先生はそれ以来、叔父に限らず人を疑うようになり、故郷に帰らないことを決めるのでした。 下宿. 夏目漱石「こころ」で「先生」が自殺する原因は?昔、「こころ」をドキドキしながら読んだ記憶があります。あんなに小説に引き込まれたのは初めてですが、結論に納得出来ないものを感じます。結局、「先生」は友人を裏切った良心の呵責に 文学・古典 - 夏目漱石「こころ」で「先生」が自殺する原因は? 昔、「こころ」をドキドキしながら読んだ記憶があります。 あんなに小説に引き込まれたのは初めてですが、結論に納得出来ないものを感じ … 先生が何故自殺をしてしまったのか2009.06.23 Tuesday 10:27小説「こころ」の中でK君の自殺の原因としていろいろな説があるように、先生がなぜ自殺をしてしまったのかに関しても、いろいろな説があります。なので、私なりに先生の自 夏目漱石の没後100年を迎える2016年は、 改めてその功績に注目が集まり、 盛り上がりをみせています。 そんな漱石の命日と死因は何だったのか? 宗派とお墓の場所や、 実は解剖されていた! といったお話をしていきたいと思います。 先生は東京で家を探しますが、その中で下宿の話を持ちかけられます。 相手はある軍人の遺族で、奥さんとお嬢さんとの三人生活が始まりました。 傍目から見たら、雲の上の様な存在の人で有ったとしても、若い時にしてしまった失敗の苦しみをずっと胸に抱え、死ぬ機会を待ち続けていた。そんなじりじりとした状況に生かされて、けれどもその生は苦しみに彩られて、他人がどう言おうとも、塗炭の苦しみを味わっていた。「お前はそんな、お綺麗な人間では無い。自分で自分の汚さは、よく知っている筈だろう?」と他人に親切にするたびに、お嬢さんに優しくするたびに、心の奥から聴こえてくる声に、責め苛まれていく。この殉死を決定づけるシーンの前に、お嬢さんと先生の会話で、「明治の精神に殉ずるつもりだ」と書かれています。そこから外れた行為をしたが故に、友人を自殺に追いやり、こんなにも苦しい人生を自分が生きているのに、お嬢さんはその差に気が付いても居ない。むしろ、何も悪くないと言い切るのではないか。つまり、道徳的に。社会が求める行いをすべきである、というのが、江戸時代から続く封建制度の名残を残した、全体主義的な考え方、が先生の思考の基本と捉える事が出来ます。もちろん、先生が罪の意識に苛まれているのはある意味当然の結果だとも思うのですが、自分が傷付きたくない。完璧な存在でありたいと、道徳的に、人道的な路に立って、妻や、その義理の母を愛し、優しくすればするほど、自分の本心は、「偽善者め」と自分を笑っている。面白いのが、この先生の本心とも言える、こころの奥底から聴こえる声は、あらゆる行動を止めるのに、自殺だけは止めないのです。世間様が許さない、という言葉に代表される様に、全体の和を乱さない考え方は日本古来から続いてきた考え方です。これは、先生が本心では、「もう生きてなどいたくない」「こんな苦しみを感じ続ける生活から、解放されたい」と願っていることが、伺えます。死ぬことだけが、安らぎ。生きることに、希望など見い出せない。外見からは、何一つその人の苦しみなど理解は出来ないこと。心に抱えている辛さは、自分の醜さを他者に知らせる、話す勇気を持たなければ、生き地獄の様な状態に追い込まれる事を、小説、という形を通して、漱石が私達に今なお、訴え続けているような気がしてしまいます。周囲のことなど関係がない。生きることは幸せなことで、常に希望に溢れている。周りがどうであろうと関係ない。個人の利益を重視し、自分の存在を確立させることを目的とする、近代的な考え方です。もう、この苦しみから解放され、自由になりたいと。それには、「死」しか無いと、思い込むようになります。けれど、明治はそれを民衆の意識を教育によって変化させるのではなく、明治維新に代表される、一連の改革は外国の、特にヨーロッパ社会の常識と意識を取りこんだものでもありました。希望に満ち溢れ、偉くなるつもりで上京し、野心を胸に抱いて、未来に希望を抱いていた筈なのに、「失敗をしたくない」「醜い自分を他人に知られたくない」「人からよく思われたい」そんな欲望の声を聞き、抑制できずに行動し続けた結果。生きることに、希望など何一つ見い出せずに、何も動くことすら出来ない未来が待っていた。他人からは、働かなくても食べていける財力と、美しい妻。そして、本人は帝国大学を卒業し、学のある知識人の様な雰囲気を醸し出している。どう見ても、周囲からは羨ましがられる状態の筈です。夫婦仲睦まじく、幸せそのものであるように見えるのに、本人は死にたがっている。苦しいと、心では訴え続けている。だからこそ、周囲皆に愛情を振りまくのではなく、自分一人を特別に扱ってほしいし、お互いに誰よりも思いあっていれば、心が一つになることも可能だと、お嬢さんは考えていた。道徳的に、人道的に。この世には理想とされる生き方が常に存在し、それに反さない様に生きていくべきだ。道徳的に、家族には親切にするのだから、お嬢さんを大切に扱うのです。自分がそうしたいからではなく、人道的にその方が好ましいとされているから、行動する。どう考えても、現代で言うのならば、うつ病や精神疾患を抱えている状態であることが解ります。ノイローゼ状態よりも、より追い詰められた状態であることは、先ず間違いないでしょう。希望を抱いたり、心躍る瞬間を体験した時に、まるで楽しいことを体験する権利など無いと、冷水を浴びせるようにやる気を奪っていく。だからこそ、先生よりも年下なお嬢さんは、この個人主義的な考え方を当たり前の様に肯定していました。周囲が望む様な行動を常に取り続け、和を乱さず、争いごとを極力避け(負けたくないから)、平和を保つようにする。そこに、個人の幸福は関係がない。全ての臣民は、天皇の考えに従うべきである、という支配的な考え方を当然の様に受け入れていると、全く真逆の個人主義は、別です。自分と同じ様な感覚を持っている人がいる。その人が、苦しい時間を終わらせたのだと。生きることが苦痛で仕方がない。死んだような気になって、一切の幸せから背を向けて、お嬢さんや奥さんを大切に扱うことが、まるで義務のように課せられた仕事のように毎日生活をしながら、孤独の影に苛まれていきます。人道的、道徳的な立場から、人に親切にすべきだし、家族にも愛情を持って接するべきだし、道行く人々にも、同等の親切心を配らなければならない。明治と言う窮屈な時代を生きてきた先生は、自身の欲望を肯定し、そのことに何一つ苦しんでいないお嬢さんを見て、人間の罪を感じるのです。欲望。エゴを肯定する個人主義とは、どうしても相容れない。それを肯定することは、自分は自分の欲望の為に、Kを自殺に追い込んでしまった。ここまで苦しみ抜いてきたことも、あっさり受け入れられてしまうことを、否定したかった。受け入れられなかった。女性は男性よりも、多少常識を外れていても、自分だけに注がれる愛情を喜ぶ性質がある、ということが書かれていますが、これは、私を特別扱いしてほしい、と願う気持ちが女性に強いと言っています。死ぬ瞬間の痛みや苦しみと、この生き地獄の様な時間を生き続けることと、どちらが辛いのか。現代の感覚で読むと、ここのおかしさ。そして、その後に先生が気付く人間の罪が理解できなくなります。そんな個人主義的な考え方をお嬢さんが持っていることを、先生は何気ない、男女のこころが一つになるのは~という質問から、気付いたのです。そして、それに殉ずる、ということは、明治時代という時代は、どんな時代であったのか。それも含めて、解説します。だって、受け入れてしまったら、今まで自分が散々苦しんできたのは、間違いだと言うことになってしまう。それは、どうしても先生には出来なかったのです。その内なる声。自分で自分と話しあっていると、聴こえてくる心の声です。過去を思い出せ。好き勝手に動いた結果。自分の「こころ」に、「衝動」に、素直になって行動した結果は、どうなった? 【ホンシェルジュ】 高校国語の教科書に収録される文学作品として、定番化しているといえる夏目漱石の『こころ』。授業では「親友への贖罪」とされることが多い先生の自殺の理由について、先生の考え方を分析することで迫ります。 | komari(純文学好きの女子大生)

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